豊かな大地と温暖な気候に恵まれた緑の大陸、フォルネアス。
大陸には帝国思想の大国フレアといくつかの小国が存在していた。 その小国の中でも大陸最南端に位置するのがモンドア王国である。
大国の脅威に脅えるモンドア王国は領土拡大を狙い、北の小国セクラックへと侵攻を開始。
しかし戦闘は拮抗、泥沼の戦いへと様相を呈していく。
この事態に喜んだのは戦を生業とする傭兵達である。
戦の度に多大な報酬が支払われ、大金を手に入れる数々の傭兵隊……。
だがそれは多数の傭兵を囲う大手傭兵隊の話である。
若き隊長レオン率いる、たった六名の弱小傭兵隊――
『白獅子傭兵隊』には縁遠い話だった。
今日もまた盗賊退治の依頼を引き受けるのであった。