『風の大陸』
たえることなく、そよ風がふくこの地を
人々はいつしか、呼ぶようになった。
豊かな自然に恵まれ、その大陸のほとんどが
青々とした草原に覆われている。
その大陸の少し南に三日月のような形をした国がある。
北にはヴェントベルグ、東にはムスペルヘイムという
立地を生かし、鍛冶をメインにした貿易国。
それがアールブヘイムだ。
そのアールブヘイムに、強大な軍事力を持つ
ムスペルヘイムが攻め込んで来たとの知らせが入った。
アールブヘイムの王・アルフレッドは強国に対し戦争か
降伏か決断に迷っていた。
占星師であり側近であるカーミラの
強い進言により王は戦いを決意。
アールブヘイムとムスペルヘイムの戦争が始まり
一ヶ月後のアールブヘイム城から物語は始まる…
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